ブックタイトル甲斐日産60th
- ページ
- 43/54
このページは 甲斐日産60th の電子ブックに掲載されている43ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 甲斐日産60th の電子ブックに掲載されている43ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
甲斐日産60th
にあたり3つのコンセプトを決めたのですが、そのうちの一つに「社員のワークライフバランスと効率化を両立し、社員が誇りと働きがいをもてるようにする」というコンセプトを掲げました。強い意志をもってこの課題に取り組んでいきたいと考えています。もちろん仕事の全体量が減るわけではないので、社員一人ひとりの時間あたりの効率を同時に上げていく必要があり、組合にも投げかけて効率化への方策を皆で考えています。応援される地元企業へ 私が13年前に甲斐日産に来たとき、「お客さまをちゃんとグリップしよう」という姿勢が社員たちにしっかり浸透しているという印象を受けました。我が社は山梨県のお客様に日産車を販売し、整備させていただくことを生業としています。つまり山梨県の人にどれだけかわいがってもらうか、それが全てと言っても過言ではありません。ですから前述した3つのコンセプトの一つは「お客さまに支持され頼られる会社となる」にしました。社員たちは日々お客さまに良い対応ができているかをチーム内で互いにチェックし合う体制を設けています。ベーシックな話かもしれませんがとても大事なことだと思います。それから地域貢献活動も継続的に行っています。グリーンショップ活動では、毎月第一営業日に近隣の清掃活動を行っています。また、工場の廃油や廃棄物などはISOの要件をしっかり満たした処理を行っていることを実際にご覧いただくために、近隣住民を招いてふれあいデーを開催しています。ふれあいデーでは工場見学が人気で、一般の方は車がリフトに持ち上げられるのをご覧になる機会はあまりないので歓声があがり、お子さんは特に喜ばれます。私たちは近隣住民と環境に配慮した運営を行っているという立場を明確にお示しすることで、住民の方々に理解され応援してもらいたいと願っています。それから創立50周年を記念してスタートした森林育成事業「甲斐日産の森」では、資金援助だけでなく、従業員とその家族が毎年植樹や間伐作業を体験し、バーベキューで楽しい1日を過ごしています。日産グリーンカップ山梨県少年サッカー選手権大会も、サッカーを通じて子ども達の健全な育成に寄与したいとの思いで長い間続けています。こういった地域に根ざした活動はこれからもずっと守っていくべきことだと思います。新たな飛翔の時 60周年というのは、人間で言えば還暦にあたります。還暦というのは十干十二支が60年で一回りし、生まれた年の干支に戻る、という意味です。つまりここからまた人生の新たなスタートをきる、生まれ変わって出直すということで、赤いちゃんちゃんこを着るのは赤ちゃんに戻る、という意味からだそうです。ですから甲斐日産は還暦を迎え今まさに生まれ変わったのです。これまでの60年を築いてこられた先輩方には心からの感謝の気持ちでいっぱいです。ここから新生甲斐日産は、今ここにいる人たちと、これから仲間に加わってくれる人たちとで新しく作っていくのです。先が読みづらい時代ではありますが、新しい歴史の出発点に立ち、飛翔の時を今迎えています。社員の皆さんにも是非、これを機に生まれ変わったつもりで、自分で考え自分で行動できる人になって欲しいと思います。「教わっていないのでできません」というのでは、社員の誰も経験したことのない荒波に対しどうすべきか誰も分からず途方に暮れてしまいます。困った時にその都度自分で考えることで、考える力や考える姿勢を養っていって欲しいです。そしてみなで会社の豊かな未来を築いていきたいと思います。