ブックタイトル甲斐日産60th

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概要

甲斐日産60th

ユニークですね。やはりユニークといっても社員が喜ぶ内容でないといけないですね。田中潤次元会長が始めた誕生日休暇というのはとてもユニークな試みだったなと思います。これは現在も引き継がれていますね。誕生日の社員を招いて昼食会をし、銀のスプーンをプレゼントするということを元会長はずっとやっておられました。元会長の社員一人ひとりに向き合おうとする気持ちというのはしっかり伝わっていたのではないかと思います。住吉 社員一人ひとりの誕生日を祝ってくださり、毎年1本ずつ銀のスプーンが増えていくのはうれしかったです。また田中元会長は社員の家族も大事にしてくださる方でした。管理職の夫婦を招いてパーティーを開催してくださったり、奥さん方に指輪をプレゼントしてくださったり、うちもダイヤの指輪をいただきました。社員一人ひとりを大切にする気持ちがなければできないことです。田中 父は社員の誕生日を一つのアニバーサリーとしてお祝いするカルチャーをつくりあげていたのですね。今も昔も変わらぬ営業の極意田中 長年第一線で活躍されてきた住吉さんから営業という視点で、これからの営業スタッフ、そして甲斐日産に望むこと、期待されることはどんなことでしょうか。住吉 昔のユーザーと違って今のお客様は他メーカーのカタログを持ってショールームに来て、あっちはいくら負けてくれると言っていると言われる方も多く、お客様とのお付き合いの仕方も変わってきています。でも根本は変わりません。お客様とコミュニケーションをいかに上手に図り、信頼関係を築けるかが大切です。田中 今はネットなどからたくさんの情報を得られるので、営業スタッフより知識のあるお客様も多くいらっしゃいます。また車種も本当に多彩なので、すべてを説明するのも大変です。でも時代が変わっても、大切なことは変わりませんね。正直で誠実であること、そして頼まれたことにすぐに対応すること。それがお客様に信頼していただくことにつながっていきます。住吉 私は口下手でしたが、お客様の話を聞くことはできました。聞き上手は好感を持ってもらえるものです。お客様に気持ちよくお話ししてもらえるように聞き役に回ることで、お客様のことをよく知ることができ、次第に信頼関係を育てていくことができました。また私たちが営業を始めたころは車1台売っての収益でしたが、今は保険などいろいろな収益が可能になっていますね。井上 今はお客様一人とどれだけのおつきあいができるかという商売に変わってきています。一人のお客様でも家庭を持っていれば車は3台はあり、車検や保険など私たちが提供できるものがいろいろあります。一人のお客様といかに関係づくりができるかが大切になっています。住吉 アフターサービスも含めて、お客様との長いお付きKAI NISSAN 60th Anniversary | 17